「北海道 室蘭市 沢町」について

沢町（さわちょう）は北海道室蘭市の町名およびかつて存在した町村名，大字名，字名。住居表示実施済み。郵便番号は051-0027。

地理

室蘭市の南西部に位置し、北に西小路町、東に海岸町、南に幕西町、西に清水町と接する。

地域の特徴

室蘭市の都市計画マスタープランでは蘭西地域に属する。
測量山の谷あいにある住宅地で、西縁を北海道道844号祝津西小路中央線が走る。高野山真言宗大正寺，浄土宗鎮西派満冏寺，真宗大谷派証誠寺がある。

歴史

沢町は1872年（明治5年）からの札幌本道開削の進行に伴い形成された町並みで、1873年（明治6年）に室蘭郡の町名として成立した。1862年（文久2年）開設の浄土宗鎮西派満冏寺が、1872年（明治5年）現在地に移転。1873年（明治6年）真宗大谷派説教所が設立、1875年（明治8年）証誠寺と寺号公称。1904年（明治37年）に開設された古義真言宗説教所（現大正寺）が、翌年消失し現在地へ移転。同年満冏寺に下総国成田山から不動尊を勧請、不動尊祭が始まる。

地名の由来

沢地であったことによる。

沿革

1873年（明治6年） - 開拓使の管轄、室蘭郡の町として沢町が成立。
1900年（明治30年）7月1日 - 北海道一級町村制の施行により室蘭町（一級町）が発足、室蘭郡沢町は室蘭町の大字、沢町となる。
1918年（大正7年）2月1日 - 北海道区制の施行により室蘭区が発足。室蘭町沢町は室蘭区沢町となる。
1922年（大正11年）4月1日 - 字名改正により沢町（大字）が沢町（字）となり、沢町（大字）を廃止。
1922年（大正11年）8月1日 - 市制施行により室蘭区沢町は室蘭市沢町となる。
1966年（昭和41年）7月1日 - 沢町新設。

世帯数と人口

2024年（令和5年）12月31日現在（室蘭市発表）の世帯数と人口は以下の通り。

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。

道路

北海道道844号祝津西小路中央線

寺社

高野山真言宗大正寺／浄土宗鎮西派満冏寺／真宗大谷派証誠寺

関連項目