「東京都 新宿区 南榎町」について

南榎町（みなみえのきちょう）は、東京都新宿区の町名。「丁目」の設定のない単独町名。住居表示未実施。郵便番号は162-0852。

概要

新宿区の北東部に位置する。牛込地域に属し、牛込の名を冠して牛込南榎町とも呼ばれる。地域北部は、榎町に接する。北東部から東部は、矢来町に接する。南東部は北山伏町に接する。南部は市谷山伏町に接する。西部は弁天町に接する（地名はいずれも新宿区）。地域内は、低層住宅が並ぶ。

歴史

泉鏡花旧居跡：明治から昭和初期にかけて、日本文学に大きな業績を残した小説家泉鏡花が居住していた。
南榎公園の隣には、徳川家康に仕えた儒学者林羅山を筆頭とした林氏の史跡がある。
久保田万太郎や菊池寛、和田芳恵ら住んでいた。また、イデア書院（のちの玉川学園出版部）や成城学園後援会出版部などもあった。

世帯数と人口

2017年（平成29年）12月1日現在の世帯数と人口は以下の通り。

小・中学校の学区

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。

施設

新宿区立南榎公園

出身・ゆかりのある人物

斎藤勇（英文学者） - 東京大学名誉教授。住所が南榎町。
斎藤眞（政治学者） - 東京大学名誉教授。

参考文献

犯罪事件研究倶楽部編著『日本凶悪犯罪大全』文庫ぎんが堂、2011年。

関連項目

斎藤勇東大名誉教授惨殺事件 - 1982年、東大名誉教授の斎藤勇が南榎町の自宅で自身の孫に殺害された事件。

外部リンク

新宿区