「千葉県 船橋市 葛飾町」について
郵便番号 | 〒273-0032 |
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住所 | 千葉県 船橋市 葛飾町 |
読み方 | ちばけん ふなばしし かつしかちょう |
この地域の 公式HP |
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地図 | |
地方公共 団体コード |
12204 |
最寄り駅 (基準:地域中心部) |
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周辺の施設、 ランドマーク等 |
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- 「千葉県 船橋市 葛飾町」の読み方は「ちばけん ふなばしし かつしかちょう」です。
- 「千葉県 船橋市 葛飾町」の郵便番号は「〒273-0032」です。
- 「千葉県 船橋市」の地方公共団体コードは「12204」です。
- ■f03: 丁目を有する町域。
- 郵便番号を設定した町域(大字)が複数の小字を有しており、各小字毎に番地が起番されているため、町域(郵便番号)と番地だけでは住所が特定できない町域。
「葛飾町」の概要 from Wikipedia
葛飾町(かつしかまち)は、千葉県東葛飾郡にかつて存在した町。現在の船橋市の西部地域にあたる。
概要
葛飾村は、1889年(明治22年)の町村制施行によって、西海神・山野・印内・寺内(現・西船)・本郷・古作・二子・小栗原(現・本中山)の各村が合併して成立した。村名となった「葛飾」の由来ははっきりとはしていないが、本郷にある葛飾郡総社の葛飾神社に因むというが確かではない。
補足:「かつしか」は古代からの地名で、奈良正倉院文書には「葛餝郡」と記されている。この郡は現在の千葉県、東京都、埼玉県、茨城県にまたがる広い区域を示した。『万葉集』では勝鹿・勝牡鹿・可豆思賀と様々に表記されている。当時の読み方は「かつしか」であったが、その語源については多くの説がある。 (1) 葛の多く生えた「葛繁」の意とする説、(2)「かつ」は崖、「しか」は砂洲とする説、 (3)「かとしき(門敷)」の転化で、古利根川下流の入江の門戸の低湿地を整備して、集落が立地したことによるとする説、(4)「方洲処(かたすか)」で、一方が砂地の所とする説、等が有力で、他にアイヌ語説やレプチャ語説ま。
葛飾村は、1931年(昭和6年)に町となったが、1937年(昭和12年)の船橋市誕生でその幕を閉じた。「葛飾」の名称は、その後、昭和15年に旧寺内地区が船橋市葛飾町1・2丁目となり、その後大部分が住居表示施行により西船に町名が変わったものの、2丁目の一部が現在でも残されている。本町の年表
1868年 - 法華経寺にも本陣が置かれ、本町も市川・船橋戦争の戦場となる。
1874年 - 千葉県が設置、大小区の区画改正が行われ、千葉県第12大区第2小区(西海神・山野・印内・寺内・本郷・古作・二子・小栗原の8箇村)に編入、併合役場が二子村に設置される。
1889年 - 町村制に伴い、西海神・山野・印内・寺内・本郷・古作・二子・小栗原の8ヵ村が合併して葛飾村が成立。
1923年 - 葛飾消防組が関東大震災に際し避難民の救護に尽力、千葉県知事より表彰状を受ける/1931年 - 町制施行により葛飾町となる。
1937年 - 船橋町・八栄村・法典村・塚田村・葛飾町が合併、船橋市が誕生する。歴史
本町は、律令時代には、小栗原周辺は下総国葛飾郡八幡荘に、それ以東は千葉郡千葉荘に属していた。
地理
本町は、北側の台地と南側の低地からなる。台地は第四紀古層で、土性は、腐植質に富んだ植土(砂質土壌に近い)からなる。南部の低地は、水田に適した第四紀新層の壌質砂土。
河川/真間川、葛飾川、海神川、高瀬川気候
本町は、沿岸部に位置していることもあり、風と降雨の影響を強く受ける。冬季と夏季の大陸風、海洋風の区別は割合区別できる。冬季は北西の乾燥風のため、晴朗の天気が多い。一方、夏季は、湿気を含んだ海洋風のため、相当量の降雨があり、長雨による河川氾濫などの影響を受けることも多い。
地域の概観
西海神/山野/印内/古作村/寺内/本区は、高倉天皇の時代に集落が形成されはじめことにはじまる。中世から近世までは下総国千葉荘に属し、港町の寺内村と呼称されたとされる。江戸時代には、世々代官領となり、明治初年に葛飾県、印旛県の管轄を経て、千葉県管轄となり、今日に至る。大字山野と大字本郷との中間に位置し、町村役場や小学校、巡査駐在所があり、本郷と並び本町の中心をなしている。また、本区から塚田村の海軍無線電信所船橋送信所に至る道は、特殊国道として認定されている。
本郷/二子/小栗原歴代町村長
村長/初代 斎藤清八 - 明治22年6月〜/第2代 加藤徳蔵/斎藤房太郎/高中啓補/平野一/町長/加藤貞次
歴代助役
竹内芳太郎
歴代収入役
相川三郎/石井丑松
歴代書記
神田惣兵衛/鈴木紋蔵/藤田忠次郎/大久保隆亮/川野邊民治/高橋由蔵/高橋友吉/藤井春吉
歴代村議会議員
村会議員/石井儀助/石井益次郎/田久保泰一/田久保平十郎/植草石五郎/井上峰蔵/芦田藤吉/町会議員/小川金次郎/竹内菊次郎/三須治作/三須甚蔵/井上六郎/芦田正次郎/加藤貞次/大塚誠一/小川源一郎/相川僖一/石井兵作/神林浅吉/大塚積/藤井春吉/地引安五郎
町内の組織
葛飾消防組1910年組織/葛飾商工会1923年組織/葛飾町青年団(葛飾尋常小学校内)1915年組織/葛飾町女子青年団(葛飾尋常小学校内)1920年組織/葛飾町在郷軍人分会(葛飾町村役場内)1907年組織/葛飾町農会(葛飾町村役場内)1922年組織/赤十字社葛飾町分区/愛国婦人会葛飾町分会/水難救済会葛飾町分会/軍人後援会葛飾町分会/中山競馬倶楽部(古作)/三業組合(小栗原)
鉄道
中心となる駅/葛飾駅/一般鉄道/総武鉄道(1909年に国有化) - 1894年開通/総武本線(下総中山駅 1915年に中山駅を改称)/京成電鉄 - 1915年に京成中山まで開通、1916年に葛飾駅が開通/京成本線(中山停留場 - 葛飾停留場-海神停留場)/人車軌道/東葛人車鉄道-行徳から鎌ケ谷村間(1909年から1918年)
道路
主な街道/千葉街道(上総道)/行徳街道(行徳道)/街道機関(トテ馬車・タクシー等)/岩佐タクシー 中山-津田沼間/補足/街道交通の主は、馬か徒歩、人力車、自転車(自動自転車も含む)が主で、物資輸送の場合は、荷馬車・牛車や荷台車が使用された。
公共施設
葛飾町村役場(印内)/小栗原公会堂(中山町境の池畔)
県の施設
千葉県土木松戸区出張所(小栗原)
国の施設
海軍無線電信所船橋送信所(印内)-大半は塚田村だが一部は本町に属いている/中山競馬場(古作)-法典村に一部入る
治安施設
船橋警察署/山野巡査駐在所(寺内)/小栗原駐在所(小栗原)/中山競馬場請願駐在所(古作)
教育施設
葛飾尋常高等小学校(印内)
宗教施設
神社/龍神社(西海神)/浅間神社(山野)/熊野神社(古作)/弁天社(古作)/妙見神社(寺内)/葛飾神社(本郷)/八坂神社(印内)/春日神社(印内)/羽黒神社(二子)/稲荷神社(小栗原)/寺院 /大覚院(西海神)/吉祥院(西海神)/正延寺(山野)/光明寺(印内)/明王院(古作)/常楽寺(寺内)/宝成寺(本郷)/東明寺(二子)/多聞寺(二子)/妙圓寺(小栗原)/法華経寺(小栗原に寺の参道と門前町があるので表記)
施設
山西青果市場(西海神)/丸竹青果市場(小栗原)/株式会社千葉合同銀行中山支店(小栗原)/下総中山合同運送株式会社(小栗原)/山田ラジオ工場
農産物
水粳/水糯/大麦/サツマイモ/大根/カブラ/人参/ゴボウ/ネギ/漬菜/白瓜/カボチャ/スイカ/メロン/キュウリ/ナス
その他
胡粉/花火/塩(塩田)/ラジオ
旧跡・名所
勝間田の池(本郷)/葛羅之井(本郷)/宝成寺(本郷)/梅林(山野)/葛飾浦(西海神)/葛飾神社(旧総社)/小栗原城址跡(小栗原)/中山十字の繁華街(小栗原周辺)/郡芳園(小栗原)
歌
葛飾小唄/葛飾音頭
絵画
勝間田の池附近の図:船橋市
民話
石芋一・石芋二(海神)/日本武尊に賜った苗字一 (海神)/太刀洗川のいわれと墓印の木(海神)/日本武尊にまつわる地名(海神)/日蓮聖人贈った法華堂 (山野)/太刀洗川のいわれと墓印の木 (山野)/長州の伝吉狐 (山野)/雉の恩返し (山野)/葛飾明神の獅子(山野)/日蓮様と大蛇 (古作)/すくも塚の古狐 (古作)/毘沙門堂の黄金 (古作)/根からの道灌狐(印内)/出戸の平六狐(印内)/国境の取り決め(小栗原)
参考書籍・資料
船橋市史編さん委員会,『船橋市史 資料編五』,1984年発行/河口洋一,『船橋市5千一人の群像-明治から平成 まちの歩みと人』,2005年初版/船橋歴史情報ネットワーク-千葉彩夏・夏香,『子どもたちの調べた船橋-わたしたちの街葛飾-』,1995年9月30日発行/かつしか歴史と民話の会、『歴史体験マップかつしか』、2000年10月/かつしか歴史と民話の会実行委員会、『葛飾の郷』、2004年7月1日
関連項目
千葉県の廃止市町村一覧