郵便番号 055-0101
住所 北海道 沙流郡 平取町 二風谷
読み方 ほっかいどう さるぐんびらとりちょう にぶたに
この地域の
公式HP
地図

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地方公共
団体コード
01602
最寄り駅
(基準:地域中心部)
周辺の施設、
ランドマーク等
  • 平取二風谷簡易郵便局《郵便局》
  • 平取町立二風谷小学校《小学校》
  • 萱野茂二風谷アイヌ資料館《各種資料館》
  • 平取町立二風谷アイヌ文化博物館《博物館》
  • 二風谷保育所《保育所》
  • 旧マンロー邸《その他文化施設》
  • 沙流川歴史館《その他文化施設》
  • 北海道 沙流郡 平取町 二風谷」の読み方は「ほっかいどう さるぐんびらとりちょう にぶたに」です。
  • 北海道 沙流郡 平取町 二風谷」の郵便番号は「055-0101」です。
  • 北海道 沙流郡平取町」の地方公共団体コードは「01602」です。

「二風谷」の概要 from Wikipedia

…(2,539文字)

二風谷(にぶたに)は、北海道(日高振興局管内)沙流郡平取町の字。
2010年10月1日現在の人口は395人。郵便番号は055-0101。

地理

平取町役場がある平取市街より国道237号を沙流川沿いに4 km ほどさかのぼった地点にあたる。
人口の過半数をアイヌが占め、北海道内でアイヌの比率が最も高い地域とされる。
萱野茂二風谷アイヌ資料館や、二風谷アイヌ文化博物館があり、アイヌの伝統的な家屋のチセを訪れることが可能。また、びらとり温泉や二風谷ファミリーランドといった娯楽施設、旧マンロー邸(現:北海道大学文学部二風谷研究室、ニール・ゴードン・マンローが、1933年より1942年まで、医院を開業し居住していた邸宅)が所在する。

河川

沙流川 - 二風谷を縦断している。
看看川 - 沙流川支流「カンカン川」とも。

地名の由来

松浦武四郎の『左留日誌』にも「ニブタニ」の名称で登場する地名であるが、語義ははっきりしない。
一説には下記の松浦『左留日誌』の記述から「ニㇷ゚タイ(nip-ta-i)」(柄を・作った・ところ)からとされている。

遺跡

カンカン2遺跡 1100年ごろより前の遺跡で、縄文時代・続縄文時代・擦文時代の物が出土している/ピパウシ遺跡 1500年ごろの遺跡/二風谷遺跡 1667年の樽前山噴火が起こったころの遺跡/チャシ/ポロモイチャシ 伝承などはないため、沿革は不明。古銭や太刀が出土している。
ユオイチャシ 二風谷24番地に位置する。

江戸時代

1808年(文化5年)、同年の成立とされる『左留場所大概書』(『東夷窃々夜話』所収)に集落の名称として「ニヒタニ」が見え、戸数は11軒とある。
1826年(文政9年)、この頃の成立と推定されている高橋景保の蝦夷図には「ニプタニ」とある。
1858年(安政8年)、松浦武四郎が、二風谷を訪れ、「ニプタニ」「ピパウシ」「カンカン」のコタン名および合計116人の住民数を、「左留日誌」に記録する。

明治

1892年(明治25年)、二風谷尋常小学校が開校となる/1897年(明治30年)1月1日、行政組織としての「二風谷村」が発足する。

大正

1920年(大正9年)、第一回の国勢調査にて、二風谷村の人口が311人であった。
1923年(大正12年)10月1日、「二風谷村」が「平取村」および付近の村と合併し、「平取村」の一部となる。

昭和

1930年(昭和5年)、ニール・ゴードン・マンローが、二風谷にて、医院を開業する。なお、医院は、1942年まで営業する。
1954年(昭和29年)11月1日、「平取村」が「平取町」となり、二風谷も「平取町字二風谷」となる。
1972年(昭和47年)、二風谷アイヌ資料館が実現する。
1973年(昭和48年)、二風谷ダムが、着工となる。
1987年(昭和62年)、二風谷ダムの、強制収用の手続きが行われる。

平成

1989年(平成元年)8月、アイヌモシリ一万年祭が、平取町で開催される。
1993年(平成5年)5月、二風谷ダムの地主の貝澤正と萱野茂が、土地収用委員会相手に行政訴訟を起こす。
1994年(平成6年)8月、二風谷の住人の萱野茂が繰上げ当選で参議院議員就任、アイヌ初の国会議員となる。
1997年(平成9年)10月、二風谷ダムが竣工する。
2008年(平成10年)7月1日~4日、「先住民族サミット」アイヌモシリ2008が行われるが、二風谷に会場の一つが実現する。

施設

学校および研究機関/北海道大学文学部二風谷研究室(旧マンロー邸)/北海道沙流郡平取町二風谷54-1/平取町立二風谷小学校/北海道沙流郡平取町二風谷28-1/へき地等級は1級。中学校は無く、居住する中学生は平取町立平取中学校まで通うこととなる。博物館/萱野茂二風谷アイヌ資料館/二風谷79/二風谷アイヌ文化博物館/二風谷55/沙流川歴史館/二風谷227-2/平取町アイヌ文化情報センター/二風谷61-6郵便局/平取二風谷簡易郵便局/北海道沙流郡平取町二風谷74-6娯楽施設/二風谷ファミリーランド/管理棟 二風谷92-34/宿泊施設 二風谷94-8宿泊施設/びらとり温泉ゆから/二風谷92-6/ゲストハウス二風谷ヤント/二風谷79-3温泉/びらとり温泉/北海道沙流郡平取町二風谷94-8ダム/二風谷ダム

交通手段

道南バス『資料館前』『びらとり温泉前』バス停下車。

宿泊

民宿が2軒存在する。また、5月から10月まで、二風谷ファミリーランドで、バンガロー宿泊が可能。

出身人物

貝澤正 - 平取町町議会議員をしていたこともある。二風谷ダム建設反対訴訟の共同原告の一人。
萱野茂 - アイヌ人初の国会議員で、1994年8月から1998年7月まで、参議院議員をつとめる。萱野茂二風谷アイヌ資料館を設立する。
山道康子 - 山道アイヌ語教室を運営。「アイヌモシリ一万年祭」実行委の中心人物の一人/貝澤耕一 - 二風谷ダム建設反対訴訟の共同原告の一人。NPO法人チコロナイ理事長。
萱野志朗 - 萱野茂二風谷アイヌ資料館館長を務める。アイヌ民族党の代表。

ゆかりの人物

ニール・ゴードン・マンロー - 1863年生まれのスコットランド人医師で、1930年から1942年まで、二風谷にて医院を開業し邸宅を構えていた。

関連項目

貝沢 (曖昧さ回避)・(貝澤)(ビバウシ)、二谷

外部リンク

二風谷アイヌ匠の道/平取町立二風谷アイヌ文化博物館/平取町公式サイト/“二風谷ファミリーランド”. 平取町公式サイト. 2022年2月16日閲覧。
“二風谷アイヌ文化博物館”. 平取町公式サイト. 2022年2月16日閲覧。
“旧マンロー邸”. 平取町公式サイト. 2022年2月16日閲覧。
“萱野茂 ニ風谷アイヌ資料館”. 平取町公式サイト. 2022年2月16日閲覧。
“沙流川歴史館”. 平取町公式サイト. 2022年2月16日閲覧。
“平取町アイヌ文化情報センター(二風谷工芸館)”. 平取町公式サイト. 2022年2月16日閲覧。
“【宿泊施設】”. 平取町公式サイト. 2022年2月16日閲覧。

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