郵便番号 029-2204
住所 岩手県 陸前高田市 気仙町
読み方 いわてけん りくぜんたかたし けせんちょう
この地域の
公式HP
地図

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地方公共
団体コード
03210
最寄り駅
(基準:地域中心部)
  • 長部駅(JR在来線)
     …距離:845m(徒歩10分)
  • 陸前今泉駅(JR在来線)
     …距離:2km(徒歩24分)
  • まちなか陸前高田駅(JR在来線)
     …距離:4km(徒歩50分)
周辺の施設、
ランドマーク等
  • 長部駅(JR)《駅(JR在来線)》
  • 長部簡易郵便局《郵便局》
  • 岩手県 陸前高田市 気仙町」の読み方は「いわてけん りくぜんたかたし けせんちょう」です。
  • 岩手県 陸前高田市 気仙町」の郵便番号は「029-2204」です。
  • 岩手県 陸前高田市」の地方公共団体コードは「03210」です。
補足事項
■f02: 小字毎に番地が起番されている町域。

「気仙町(陸前高田市)」の概要 from Wikipedia

…(2,153文字)

気仙町(けせんちょう)とは、岩手県陸前高田市の地名。郵便番号は029-2204。住民基本台帳によると2021年9月30日の住民は1,929人、世帯数は799世帯。

地理

東は高田町と、北西は矢作町と、南西は気仙沼市唐桑町釜石下と接する。
かつての城下町であって商業・農業地域である今泉地域と漁業・農業地域である長部地域の二つに集落・地域が分かれる。

河川

気仙川:北東部を南流し、広田湾へと注ぐ。

小字

域内の小字は以下の通り。
愛宕下/荒川/荒川沢/丑沢:気仙隕石が落下したことでしられる。
内野/小渕/上長部/川口/神崎/木場/古谷/三本松/双六/砂盛/田の浜/垂井ヶ沢/月山/土手影/中井/中ヶ谷/中瀬/中堰/長洞/奈々切/二日市/福伏(ふっぷし)/牧田/町/町裏/水上/湊/的場/要谷(ようがい)

施設

大船渡警察署気仙駐在所/陸前高田市立気仙小学校:2019年に今泉地区に新校舎が落成。
旧陸前高田市立気仙中学校(震災遺構)/要谷漁港(第1種漁港)/長部漁港(第2種漁港)/道の駅高田松原/高田松原/奇跡の一本松

鉄道

域内に鉄道駅はないが、代わりにBRTの停留所(後述)が存在する。
なお、最寄駅は盛駅(三陸鉄道リアス線、岩手開発鉄道赤崎線・日頃市線)や気仙沼駅(JR大船渡線)が挙げられる。

道路

三陸沿岸道路/国道45号/国道340号/岩手県道229号長部漁港線/陸前高田バイパス/姉歯橋/気仙大橋

バス

大船渡線BRT/奇跡の一本松駅 - 陸前今泉駅 - 長部駅/市内路線バス/福伏(ふっぷし)線/今泉線/たかたコミュニティバス/今泉循環線/岩手県交通/一ノ関大船渡線・一ノ関気仙沼線

人口

住民基本台帳によると2021年9月30時点での気仙町の人口は以下の通り。

労働

2015年10月1日時点での気仙町今泉と気仙町長部の15歳以上の産業別労働者人口は以下の通りである(なお、単位は人)。

東日本大震災

気仙町での東日本大震災の犠牲者は211人で域内の川口が13.8m、要谷(ようがい)が13.9m浸水し、字双六に所在する四等三角点は53cmの地盤沈下が確認された。

域内各地の様子

陸前高田市立気仙中学校/東北地方太平洋沖地震が発生した3月11日当日は卒業式の練習を行うため、全校生徒が学校にいたが、地震が発生すると、独自の避難所へ避難して、点呼をとった後に二日市公民館へと移動した。
生徒たちが避難した後に、3階建ての校舎の屋上を越す14.2mの津波が到来する。
4月20日、校舎が被害を被ってしまったため、旧矢作中学校を利用して、再開した。
陸前高田市立気仙小学校/全学年の生徒が学校にいる中、地震が発生した。後に教務主任の教職員らが各クラスの担任の教職員へと指示を出し、防寒着を着て、屋外へと避難をした。その後、津波が堤防をこえたという情報を確認し、「わんぱく山」と呼ばれる標高およそ10mの裏山へと全校生徒と教職員が避難をした。低学年は長圓寺へ、高学年は月山神社へと移動し、最終的に保護者への児童引き渡しは6日を要した。
4月20日、校舎が津波被害を被ってしまったため、陸前高田市立長部小学校を間借りして、再開した。
陸前高田市立長部小学校/2年生から6年生が学校にいる中、地震が発生した。校庭に亀裂が入ったため、校庭ではなく、より標高が高い長部保育所へと避難した。長部地区コミュニティセンターでは炊き出しが行われ。
仲町公民館/震災が発生した当日、仲町公民館は津波に襲われ、2021年3月1日時点で仲町公民館に避難していた24人が死亡もしくは行方不明になっている。
鉄砲町公民館/震災が発生した当日、鉄砲町公民館は津波に襲われ、2021年3月1日時点で鉄砲町公民館に避難していた54人が犠牲となっている。
二日市公民館/本来、約50人が定員であったが、実際には気仙中学校の生徒など約200人が避難してきた。また、地域住民から、食料と毛布が提供が提供された。
今泉保育所/地震が発生した時、児童は昼寝の時間であった。地震と同時に停電が発生したため、各クラスの担任が一時的に判断を下したが、最終的に全クラスが庭に集合した。
その後、今泉地区コミュニティの会長と相談して、気仙小学校に避難し、最終的に長部保育所へと移動した。なお、職員らは避難中も引き渡し作業と保育などの業務も行った。
長部保育所/地震が発生した時、児童は昼寝の時間であった。長部保育所は高台に位置していたため、地震のゆれがおさまるのをまって、庭へと待機し、随時児童の引き渡しを行った。また、被害が少なかったこともあって、今泉保育所の児童、職員、保護者らが避難所として利用した。

被害統計

2012年11月30日時点の気仙町の世代・男女別の犠牲者・死亡率は以下の通り。
建物の被害は以下の通りである(なお、住民票を移さずに被災した世帯も統計に含まれているために被害割合が100%を超過する場合がある)。

文化財

気仙町内の文化財は以下の通り。

著名な出身者

鈴木弘規 - 元プロ野球選手

関連項目

気仙郡/気仙町

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会 『角川日本地名大辞典 3 岩手県』 角川書店、1979年。

関連ページ