「愛知県 半田市 亀崎町」について

亀崎町（かめざきちょう）は、愛知県半田市の地名。

地理

半田市北東部に位置する。東から南は衣浦港、北は亀崎月見町、南西は新居町に接する。

人口の変遷

国勢調査による人口および世帯数の推移。

地名の由来

『尾張国地名考』は「神崎」であったものが変化したといい、『尾張志』は「本国帳に従三位神前天神」とあることをその証左とし、『徇行記』は亀に似た地形であったことによるという。

沿革

戦国時代 - 尾張国知多郡に亀崎の地名がみえる。織田家家臣の長田弥左衛門の知行地であった。
江戸時代 - 尾張国知多郡亀崎村として所在。
1889年（明治22年） - 市制町村制下の知多郡亀崎村となる。
1906年（明治39年） - 合併により、亀崎村大字亀崎となる。
1937年（昭和12年） - 合併により、半田市大字亀崎となる。
1951年（昭和26年） - 一部が平地町・阿原町・新居町・前田町にそれぞれ編入される。
1957年（昭和32年） - 大字亀崎は残部が亀崎町・亀崎新田町・亀崎大洞町・亀崎相生町・亀崎高根町・亀崎常盤町・亀崎北浦町・亀崎月見町にそれぞれ編入され、消滅。
1967年（昭和42年） - 一部が州の崎町に編入される。

交通

国道366号

施設

亀崎保育園／亀崎郵便局／亀崎公民館／半田市立亀崎図書館／亀崎公園／知多信用金庫亀崎支店／望洲楼 - 料亭。
伊東株式会社 - 日本酒メーカー。
伊東合資 - 伊東の旧酒蔵を活用した複合施設／盛田金しゃち酒造 - 日本酒メーカー。
間瀬家住宅（作右衛門屋敷） - 登録有形文化財。
立川美術館／旧藤友呉服店 - 半田市景観重要建造物。
成田家の本宅 - 半田市景観重要建造物。
旧伊藤三綿店舗

名所・旧跡

神前神社 - 亀崎潮干祭を開催。
秋葉社／尾張三社／海潮院 - 曹洞宗の寺院。
浄顕寺 - 真宗大谷派の寺院。
来教寺／金剛寺／亀崎城址／亀崎渡船場跡

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。

関連項目

半田市の地名