「秋田県 横手市 追廻」について

追廻（おいまわし）は、秋田県横手市の町丁。郵便番号は013-0002。人口は653人、世帯数は248世帯（2020年10月1日現在）。現行行政地名は追廻一丁目から追廻三丁目までで、全域で住居表示が実施されている。旧横手市台所町・明永町・睦成の各一部に相当する。

地理

横手市の中央部、横手地域の北東部に位置し、東で睦成、西で台所町、北西で杉沢、南で明永町と隣接する。横手駅の北東に約3キロメートルの位置にあり、秋田県道272号御所野安田線（旧国道13号）と明永沼に挟まれた立地。町を縦貫する幹線道路を中心に住宅街が広がっており、公園が2か所設置されている。
全域が都市計画区域に含まれるが、区域区分非設定区域となっている。都市計画法上の用途地域では全域が第二種低層住居専用地域に指定されている。

地名の由来

現行の「追廻」という地名は、1978年の住居表示実施に際して命名された。由来は江戸時代に当地に設けられた馬場で、馬を追い回して調教したことから「追廻馬場」と呼ばれたことにちなむ。

歴史

もともとこの地は農道が通る田園地帯で、道路整備も遅れ、生産性の低い農用地であった。地区南部から宅地化が進みスプロール化の恐れがあったため、地元水利組合の主導により1974年（昭和49年）頃から土地区画整理事業が行われ、「追廻団地」として宅地整備が進められた。旧国道13号（現県道272号）がすぐそばを通っており、旧横手北小学校、旧鳳中学校、横手高等学校などが近い立地環境に位置し、当時の横手市としては大規模で好立地な団地として売り出された。

町名の変遷

特記のないものはすべて住居表示実施に伴う変更。

世帯数と人口

2020年（令和2年）10月1日現在の世帯数と人口は以下の通り。

人口・世帯数の推移

以下は国勢調査による1995年（平成7年）以降の人口の推移。
以下は国勢調査による1995年（平成7年）以降の世帯数の推移。

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区（校区）は以下の通りとなる。

バス

羽後交通の「追廻入口」バス停があるが、所在地は明永町、新坂町。

道路

秋田県道272号御所野安田線

施設

追廻第一児童公園（三丁目地内）／追廻第二児童公園（一丁目地内）

参考文献

横手市史編さん委員会『横手市史』 昭和編、横手市、1981年11月3日。doi:10.11501/9570576。 ／追廻町内会『あゆみ 追廻町内会創立20周年記念誌』横手市追廻町内会、1998年6月。 ／横手市 編『横手市史』 史料編 近現代Ⅱ、横手市、2010年3月。全国書誌番号:21785719。

外部リンク

横手市公式サイト