「愛知県 名古屋市 中川区 法華」について

法華（ほっけ）は、愛知県名古屋市中川区にある町名。現行行政地名は法華一丁目及び法華二丁目。住居表示未実施。

地理

名古屋市中川区の中央部の南側に位置し、東に中島新町、北東に中郷、西に高杉町、北西に法華西町、南に西中島、北に中花町に接する。

町名の由来

『尾張国地名考』によれば、村内に法華宗（日蓮宗）の寺があることに由来するという。さらに『徇行記』には、村内の農民の7割が日蓮宗に帰依しており、村には神社が存在しないと記している。ただし、神社については後に神明社が建立されている。

沿革

1889年（明治22年）10月1日 - 愛知郡法花村が合併に伴い、同郡一柳村大字法華となる。
1906年（明治39年）5月10日 - 合併に伴い、愛知郡荒子村大字法華となる。
1921年（大正10年）8月22日 - 合併に伴い、名古屋市南区法華町となる。
1937年（昭和12年）10月1日 - 中川区編入に伴い、同区法華町となる。
1938年（昭和13年）12月16日 - 一部が昭和橋通に編入される。
1944年（昭和19年）6月20日 - 一部が法華西町に編入される。
1959年（昭和34年）5月1日 - 一部が打出本町に編入される。
1974年（昭和49年）2月23日 - 法華町の一部により、法華一丁目および法華二丁目がそれぞれ成立する。また、一部が高杉町・法華西町・中花町に編入される。
1977年（昭和52年）5月1日 - 法華一丁目に中郷町の一部が編入される。
1980年（昭和55年）7月20日 - 法華二丁目に高杉町・法華町の各一部が編入される。
1982年（昭和57年）5月16日 - 法華一丁目に中島新町の一部、法華二丁目に昭和橋通・中島新町・法華町の各一部がそれぞれ編入される。また、法華町は法華二丁目・中島新町二丁目および中島新町三丁目・中郷五丁目に編入され消滅。

世帯数と人口

2019年（平成31年）2月1日現在の世帯数と人口は以下の通り。

人口の変遷

国勢調査による人口の推移

学区

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる。

施設

名古屋共立病院／法華公園／名古屋市営バス中川営業所／長傳寺（長伝寺）／山号は学立山と号する日蓮宗の寺院。1662年（寛文2年）開基。
妙伝寺／山号は清長山と号する日蓮宗の寺院。
神明社／法華一丁目。祭神として天照大御神。新田開発に伴って祀られるようになった社。

日本郵便

郵便番号 : 454-0933（集配局：中川郵便局）。

参考文献

山田寂雀『中川区の歴史』愛知県郷土資料刊行会〈名古屋市区史シリーズ 2〉、1982年8月20日。 ／名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。全国書誌番号:93012879。

関連項目

名古屋市の地名／法華

外部リンク

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