郵便番号 362-0021
住所 埼玉県 上尾市 原市
読み方 さいたまけん あげおし はらいち
この地域の
公式HP
地図

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地方公共
団体コード
11219
最寄り駅
(基準:地域中心部)
  • 吉野原駅(ニューシャトル)
     …距離:724m(徒歩9分)
  • 原市駅(ニューシャトル)
     …距離:1.1km(徒歩14分)
  • 今羽駅(ニューシャトル)
     …距離:1.4km(徒歩18分)
周辺の施設、
ランドマーク等
  • 原市陸橋《橋・トンネル》
  • 上尾市立原市南保育所《保育所》
  • むさしのグランドホテル&スパ《ホテル》
  • ウエルシア上尾原市店《ドラッグストア》
  • コモディイイダ東大宮店《スーパーマーケット》
  • セブンイレブン上尾原市店《コンビニ》
  • 埼玉県 上尾市 原市」の読み方は「さいたまけん あげおし はらいち」です。
  • 埼玉県 上尾市 原市」の郵便番号は「362-0021」です。
  • 埼玉県 上尾市」の地方公共団体コードは「11219」です。

「原市(上尾市)」の概要 from Wikipedia

…(5,821文字)

原市(はらいち)は、埼玉県上尾市の大字。市の統計などでは原市地区で分類されている。
郵便番号は362-0021。面積は3.1639 km2で上尾市の町・字では大字平方に次いで広い。

地理

埼玉県の中央地域(県央地域)で、上尾市南東部の主に大宮台地上に位置する。地区東部の市街化調整区域には原市沼や「原市ふるさとの緑の景観地」があり、北東部を中心に自然が比較的多い地域となっている。直下には綾瀬川断層が所在する。また、地区南西部はかつての見沼の最北端に位置し、現在も湿地帯を形成している。地区南西部には上尾市で最も落差の大きな崖があり、最も急な坂道が字一番耕地にある。
地区内は芝川沿いの低地と北東部の原市沼川周辺を除き市街化区域で南部は主に第一種低層住居専用地域や第一種中高層住居専用地域、北部は主に第一種住居地域に指定され、地区内には区画整理が実施され原市北、原市中のように街区表示板が設置され住居表示が実施されているように見える(住居表示未実施)所もある。県道5号旧道沿いの近隣商業地域には市場町の名残の景観が見られる。最北部は三井金属鉱業などが立地する工業地域。地区東部には市街化調整区域内であるが、原市台団地や白樺団地などの住宅団地もある。
地内の「原市ふるさとの緑の景観地」周辺に十五番耕地遺跡(県遺跡番号:14-016)をはじめ、地内には観音山遺跡(県遺跡番号:14-020)や愛宕山遺跡(県遺跡番号:14-142)などの多くの遺跡があり、建物跡やピットなどの遺構や縄文土器片などの遺物が検出されている。
かつての経緯から市主導での人権教育を徹底している。

河川・湖沼

原市沼/見沼(消滅)/芝川/原市沼川/尾山台都市下水路
※ 見沼代用水西縁は東大宮親水公園の北側付近で近接しているが、地区内を流れていない。

地価

住宅地の地価は2018年(平成30年)1月1日の公示地価によれば原市字四番耕地643番地36の地点で10万6000円/m2となっている。

歴史

もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡吉野領に属する原市村であった。戦国期は原宿とも称された。1500年代に作成されたと推定される熊野詣の人名帳のひとつ『武蔵国旦那引付注文写』には、「足立郷あけをの郷原宿 原五郎さへもん」の文字が見える。村高は正保年間の『武蔵田園簿』では原宿村として1151石余(田403石余、畑747石余)、『元禄郷帳』によると1031石余、『天保郷帳』によると1083石余であった。化政期の戸数は235軒で、村の規模は東西5町、南北43町余であった。村名の由来は隣村である吉野原村は古くは原村と称され、その原村の市がある場所と云われていたことに因む。
1875年(明治8年)の農業産物高は武蔵国郡村誌によると米163.2石、糯17.1石、大麦529.2石、小麦329.2石、裸麦74石、大豆248.2石、稗80石、蕎麦100石、甘藷2400俵、菜種25石、製茶250斤、実綿1300貫であった。
はじめ知行旗本西尾氏(後に立藩して原市藩)、1618年(元和4年)西尾氏の移封により上知され幕府領となる。1623年(元和9年)より岩槻藩阿部氏領、1674年(延宝2年)より再び幕府領となる。1707年(宝永4年)より幕末まで地域の大半が旗本山高・松井・中山・植村氏の相給(残部は幕府領)となる。明治初年の『旧高旧領取調帳』の記載によると、幕末の時点では代官大竹左馬太郎支配所が管轄する幕府領、および旗本山高宮内および松井惣右衛門および中山鍵次郎および前田帯刀の知行。明治初期に原市村から原市町となっている。
1869年(明治2年) - 地蔵院(天台宗、川田谷泉福寺末)が廃寺となる。仏像の一部は現五番町相頓寺に移置され現存する。
1872年(明治5年)3月 - 大区小区制施行により第19区に属す。
1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した北足立郡に属す。郡役所は浦和宿に設置。
1884年(明治17年)7月14日 - 連合戸長役場制により成立した原市町連合に属す。原市町183番地に所在した宝蔵寺を借用して連合戸長役場が設置される。原市町連合に属した町村は原市町・瓦葺村・丸ヶ崎村。
1885年(明治18年) - 原市町連合戸長に宮嶋耕三が翌年まで就任。
1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、北足立郡原市町が成立する。大字はなし。
1913年(大正2年)4月1日 - 瓦葺村を原市町に編入し、旧原市町は原市町の大字原市となる。
1955年(昭和30年)/1月1日 - 原市町が合併によって上尾町となる。大字原市は上尾町へ継承される。
6月1日 - 地内に町立原市保育所(現、上尾市立原市保育所)が設立される。
1958年(昭和33年)7月15日 - 上尾町が市制施行し、上尾市の大字となる。
1959年(昭和34年)1月1日 - 地内の妙厳寺にある「西尾隠岐守一族累代の墓」と「伊藤由哉碑と墓」が上尾市指定文化財に指定される。
1960年(昭和35年)/1月1日 - 地内の相頓寺にある「相頓寺三仏」が上尾市指定文化財に指定される。
9月1日 - 地内を通る県道が県道67号菖蒲原市大宮線および県道223号原市七里停車場線にそれぞれ改称される。
1966年(昭和41年) - 日本住宅公団(現住宅・都市整備公団)が地内の山林や畑地を造成して原市団地が建設され、11月より入居が開始される。
3月31日 - 地内の相頓寺にある「木造阿弥陀如来立像」が上尾市指定文化財に指定される。
1967年(昭和42年)/2月 - 地内に「上尾みずほ幼稚園」が開園(認可)する。
5月1日 - 地内の宝蔵寺にある「らかんまき」が市の天然記念物に指定される。なお、この木は新幹線の敷地に掛かったため1981年(昭和56年)7月4〜6日に現在地に移植されている。所在地は原市3659番地で移植前と変化なし。
9月 - 地区内に大宮栗橋線(現埼玉県道3号さいたま栗橋線)が開通する/1969年(昭和44年)5月 - 地内に「原市団地保育所」を開所する。
1970年(昭和45年) - 大字瓦葺の一部を大字原市に編入する。
1971年(昭和46年) - 地内に「妙厳寺幼稚園」が開園(認可)する。
1975年(昭和50年)5月1日 - 地内に同和対策集会所である「市立原市集会所」が開所する(落成は同年4月)。
1976年(昭和51年)/1月31日 - 大字原市の一部より五番町が成立。これにより対象区域に立地する相頓寺が原市から外れる。
4月1日 - 地内に同和対策保育所である「原市南保育所」を開所する(昨年8月29日着工、同年3月20日落成)。
1978年(昭和53年)5月 - 地内に「原市こども図書館」が開館する。
1981年(昭和56年)4月 - 地内に国道16号東大宮バイパスが開通する。
1982年(昭和57年)6月23日 - 地内に国鉄東北新幹線が建設され、大宮駅 - 盛岡駅間が開業する。ただし地内に駅はなし。
1983年(昭和58年)12月22日 - 埼玉新都市交通ニューシャトルの大宮駅 - 羽貫駅が間が暫定開業され、地内に原市駅や沼南駅が開業する。
1986年(昭和61年)3月25日 - 地内の雑木林が埼玉県の「原市ふるさとの緑の景観地」に指定される。
1988年(昭和63年)/3月 - 原市こども図書館が閉館する。
3月30日 - 地内に「原市公民館」が設立される(開館は同年5月)。
1991年(平成3年) - 大字原市とさいたま市北区今羽町の間を流れる芝川に架かる「船橋」が架け換えられる。
1994年(平成6年)3月 - 原市沼に往年の蓮を復活させるため、蓮池が掘削される。
1995年(平成7年)8月9日 - 原市北部第一土地区画整理事業が完成。小字四番耕地の北半分を原市中三丁目に地番変更。
1998年(平成10年)3月17日 - 地内の妙厳寺にある「永楽通宝紋鞍 付 鐙一双」が埼玉県指定文化財に指定される。
2007年(平成19年)3月28日 - 地内に埼玉県道5号さいたま菖蒲線のバイパスが開通する。
2009年(平成21年)9月19日 - 原市北部第二土地区画整理事業の一部(ニューシャトル 沼南駅周辺)が完成。小字九番耕地、十番耕地の一部を原市北一丁目、原市中一丁目に地番変更。
2016年(平成28年)10月3日 - 原市支所、原市保育所、原市団地保育所の3施設を統合した複合施設が落成し、原市支所が移転する。保育所は同年10月1日に移転した。
2017年(平成29年)8月10日 - 大字原市とさいたま市北区吉野町の間を流れる芝川に上尾市道50802号およびさいたま市道12721号の吉野橋が架設され、開通する)

存在していた小字


※登記簿上は今もなお存在する小字を含む。

世帯数と人口

2017年(平成29年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通り。

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる。

交通

東北新幹線・上越新幹線(地域内を通過する)/埼玉新都市交通ニューシャトル/原市駅/沼南駅

道路

都市計画道路「原市平塚線」や「沼南駅停車場線」の延伸が計画されている。
国道16号東大宮バイパス/埼玉県道5号さいたま菖蒲線(第二産業道路)/埼玉県道3号さいたま栗橋線/埼玉県道323号上尾環状線/埼玉県道150号上尾蓮田線 - 上尾中央看護専門学校付近で当地を掠める。
原市新道 - 水上公園北側の交差点からカーブを描きながら南東方向に向かい県道5号旧道に至る通り。原市では「上尾道」とも称された。

バス

原市団地周辺より上尾・東大宮・宮原駅方面への路線バスが運行されている。
東武バスウエスト 大宮営業事務所/地区内は「原市団地北口」、「診療所」、「原市団地中学校」、「原市団地中学校入口」、「下新町」、「原市」、「原市陸橋」、「原市団地南」、「船橋」、「原市新田」、「堀崎町」バス停留所が設置されている。
朝日自動車 菖蒲営業所/地区内は「原の前」、「南平塚」、「上新町」、「上町」、「仲町」、「蓮田新道」、「下新町」、「かわらぶき入口」、「原市新田」、「堀崎町」、「支所前」、「原市団地中学校入口」、「原市団地北口」バス停留所が設置されている。
丸建つばさ交通 けんちゃんバス(旧・丸建自動車)/地区内は「原の前」、「三井金属前」、「南平塚」バス停留所が設置されている。上尾市コミュニティバス「ぐるっとくん」原市瓦葺線/原市平塚循環地区内は「原市二区」、「仲町」、「沼南駅」、「原市公民館入口」、「原市団地中学校入口」、「原市団地北口」、「原市七区」、「原市集会所」、「原市六区会館」、「原市六区中」、「原市六区北」、「原市駅南」、「四番耕地」、「原市六区栗橋線」、「原市交番前」、「上新町」、「五区公民館前」、「五番町北」、「原市三区」バス停留所が設置されている。

町内会

原市第一区町内会/上尾市原市2区町内会/上尾市原市第三区町内会/原市四区町内会/原市五区町内会/原市第六区町内会/はらいち台自治会/柳通り北区町内会/原市団地自治会

祭事

原市花火大会/原市五町夏祭り

寺社

妙厳寺 - 市指定文化財(史跡)の「西尾隠岐守一族累代の墓」や「伊藤由哉碑と墓」がある/宝蔵寺 - 市指定天然記念物の「らかんまき」がある。
聞乗寺/派聞乗寺/大六天神社/白山神社/日枝神社/氷川神社/神明神社

公園・緑地

原市ふるさとの緑の景観地/原市台公園 - 指定緊急避難場所(地震)に指定。
原市台南公園/白樺公園/白山公園 - 指定緊急避難場所(地震・洪水)に指定。
原市1番耕地公園/原市2番耕地公園/原市19番耕地公園/原市21番耕地公園/原市沼南駅イチョウ公園/原市団地中央グラウンド - 指定緊急避難場所(地震・洪水)に指定

教育

上尾市立原市小学校 - 指定緊急避難場所(地震・洪水)、指定一般避難所に指定。
上尾市立原市南小学校 - 指定緊急避難場所(地震・洪水)、指定一般避難所に指定。
上尾市立原市中学校 - 指定緊急避難場所(地震・洪水)、指定一般避難所に指定。
埼玉県立上尾鷹の台高等学校 - 指定緊急避難場所(地震)、指定一般避難所(地震のみ)に指定。
上尾看護専門学校/上尾みずほ幼稚園/妙厳寺幼稚園/上尾市立原市保育所/上尾市立原市南保育所(同和対策保育所)/ゆうゆうくじら保育園/ゆうゆうくじら第2保育園

施設

原市団地/上尾市役所原市支所/原市公民館/原市公民館図書館/原市郵便局/原市団地内郵便局/上尾警察署原市交番/原市集会所(同和教育集会所)/原市第一区公民館/原市第三区集会場/原市第五区集会場/障害者生活支援センター あげお/大宮変電所/三井金属鉱業/天然温泉 花咲の湯/むさしのグランドホテル

参考文献

上尾市教育委員会・編『上尾市史 第四巻 資料編4、近代・現代1』上尾市役所、1994年3月15日。 /上尾市教育委員会・編『上尾市史 第五巻 資料編5、近代・現代2』上尾市役所、1998年3月31日。 /上尾市教育委員会・編『上尾市史 第八巻 別編1、地誌』上尾市役所、1997年3月31日。 /「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。 /『上尾百年史』上尾市役所、1972年2月10日。 /蘆田伊人編 編「巻ノ153足立郡ノ19 原市村」『大日本地誌大系』 第12巻 新編武蔵風土記稿8、雄山閣、1929年8月、77-80頁。NDLJP:1214888/45。 /旧高旧領取調帳データベース

関連項目

埼玉県第6区/原市藩/ハライチ - 上尾市出身のお笑いコンビ。地名がコンビ名の由来。

外部リンク

あげおガイド アピマップ - 上尾市役所/原市地区第七区ホームページ/(上尾歴史散歩)菖蒲往還の町場 原市 - 上尾市役所/上尾の古い地名を歩こう48 〜原市大通りを歩く〜 - 上尾市役所

関連ページ

【参考】
町域名に「原市」が含まれている住所一覧

検索ヒット数:10件
都道府県 市区町村 町域.
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10群馬県 あんなかし安中市 はらいち原市
11埼玉県 はんのうし飯能市 はらいちば原市
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11埼玉県 あげおし上尾市 はらいちきた原市
17石川県 かなざわし金沢市 かわらいちまち原市
18福井県 みかたぐんみはまちょう三方郡美浜町 かわらいち原市
25滋賀県 こうかし甲賀市 こうかちょうおおはらいちば甲賀町大原市
36徳島県 みょうざいぐんいしいちょう名西郡石井町 たかがわらいちらく高川原市
  • 同じ町域内で複数の郵便番号がある場合、別々にリスト表示しています。