「愛知県 名古屋市 港区 神宮寺」について
郵便番号 | 〒455-0834 |
---|---|
住所 | 愛知県 名古屋市 港区 神宮寺 |
読み方 | あいちけん なごやしみなとく じんぐうじ |
この地域の 公式HP |
※「名古屋市」は、政令指定都市です。
|
地図 | |
地方公共 団体コード |
23111 |
最寄り駅 (基準:地域中心部) |
|
周辺の施設、 ランドマーク等 |
|
- 「愛知県 名古屋市 港区 神宮寺」の読み方は「あいちけん なごやしみなとく じんぐうじ」です。
- 「愛知県 名古屋市 港区 神宮寺」の郵便番号は「〒455-0834」です。
- 「愛知県 名古屋市港区」の地方公共団体コードは「23111」です。
- ■f03: 丁目を有する町域。
- 郵便番号を設定した町域(大字)が複数の小字を有しており、各小字毎に番地が起番されているため、町域(郵便番号)と番地だけでは住所が特定できない町域。
「神宮寺(名古屋市)」の概要 from Wikipedia
神宮寺(じんぐうじ)は、愛知県名古屋市昭和区御器所(ごきそ)にある真言宗豊山派の寺。山号は医王山(正式表記は醫王山)。大名古屋八十八カ所 三十六番札所。
本尊は薬師如来(薬師瑠璃光如来)。仁明天皇の勅願寺とされ、また御器所最古の寺。
秘仏である薬師如来は毎年11月8日に開帳され、多くの参拝者で賑わう。またその日に供えられた餅(やっこ餅)を食べると病気患いがないと信仰されている。歴史
寺伝によれば、医王山神宮寺は弘仁4年(813年)に嵯峨天皇により、現在の名古屋市熱田区神宮付近に創建が計画されたといわれる。しかし、嵯峨天皇は崩御し、遺志は第二皇子である仁明天皇へ引き継がれたとされる。
承和2年(835年)仁明天皇の勅願により、嘉祥3年(850年)神宮付近に熱田神宮別当補佐職の任を受けた高野山の僧・成惠僧都により、熱田宮鬼門除け鎮護修法所として創建されたとされ、当時は嵯峨天皇の勅筆の仁王護国般若経、勅額などが納められていたとされる。
嘉元2年(1304年)に雷火により堂や文庫・庫裡・経蔵等が焼失したため、現在の名古屋市昭和区御器所(ごきそ)移り、草堂を建立した。また、開山より無本寺であったが、高野山金剛峯寺の末寺となる。
嘉吉元年(1441年)12月16日に神宮寺境内奥山に、御器所城主佐久間美作守家勝の勧進により、旧御器所村の氏神である八幡大菩薩(現在の御器所八幡宮)を迎える。当寺が禰宜兼ねることになる。
慶安3年(1650年)京都密蔵院の大僧都有海が、当時の住職となるが、再び雷火にみまわれる。住職亮海僧都の尽力と、村中を勤財し、慶安5年(1652年)2月16日に宮大工大島雲八によって本堂を再建する。後に、神宮寺学頭十五世大阿闍梨法印金憧阿闍梨と引き継がれ、明治に入り廣澤観光和上とつづくが、神仏分離令により御器所八幡宮とは分離され、廃仏毀釈により住職は還俗され無僧荒廃を辿る。
地域住民より復興を願う声があり、明治20年(1887年)1月、高野山より拝命された中興桑原實定法尼により復興。
昭和20年(1945年)太平洋戦争により諸堂が皆焼失する。第三世貞純法尼に至り、昭和46年(1971年)に有志の助力にて本堂が再建、昭和61年(1986年)観音堂が落慶される。やっこ餅(薬壺餅)
毎年11月8日には医王山神宮寺の秘仏である薬師如来が開帳される。
薬師如来(医師の仏)の持ち物である薬壺(やっこ)に見立てつくられたやっこ餅は、/本堂に山のように供えられ、やっこ餅を食べれば、/病気や患いごとが無く過ごせると信仰されている。一升餅祈祷会(やっこ餅祈祷会)・選び取り
近年では、御開帳に合わせて、年一度やっこ餅を幼児に背負わせる一升餅祈祷会(やっこ餅祈祷会)が本堂にて行われる。
幼児に、一升餅で作られたやっこ餅を背負い七歩歩けば、一生食うに困らず、一生心を丸く、一生粘り強く、一生患いがないとされる。
一升餅祈祷が終れば、選び取りが行われ、幼児の将来の職業や才能を占う。申込みは0歳~1歳までとなっている。昔話 - 薬師のやっこ餅 -
むかしむかし、御器所村に身体が弱い病気がちの女が住んでいた。
女には一歳になる娘があったが、大変貧乏生活で明日も知れぬ有様であった。
女はこんなにも苦しむのは、前世からの因縁であろうと思ったが、このまま虚しく餓え死ぬよりは、善きことをして仏の加護を願ってみようと考えた。
そして、御器所村の薬師堂に詣でた。
女は薬師堂で祈ってこう言った。
「私の命を惜しむのではありません。我が子の命が惜しいのです。このままでは二人とも、餓えで死んでしまうでしょう。どうか、どうか、身体がもう少し丈夫であれば…。」と。
不憫に思った十二人の堂守(どうも)り達は、女をお堂の中に入れ、薬師如来の前で祈祷がおこなわれた。
壇の上には四十九本の蝋燭と、五色の旗が彩られ、昼夜お経が唱えられた。
そして、祈祷が始まって七日目の晩、女の夢枕に仏が現れた。
仏が女に向って近づくこと七歩。女の前に立ち「除病安楽(じょびょうあんらく)」とおっしゃり、左手の薬壺(やっこ)を差し出すではないか。
女はそれを頂くと、ふと夢から覚めた。
あくる朝「あの仏さまは、薬壺(やっこ)を持っておられた。お薬師さまに違いない。」/と女は思い、娘を連れ、薬師堂に詣でてみると、薬師如来の左手に餅がのせられていた。
女はその餅を食べてみると、病気がちの痩せ細った身体は、みるみる元気になるではないか。
一歳の娘もその餅を食すと、気立ての良く、健やかな村一番の娘に育った。
感極まった女は、再び御礼参りに、薬師堂に詣でると、十二人の堂守り達に、思いのつく限りの感謝の言葉を述べた。すると、十二人の堂守り達は「南無薬師瑠璃光如来」と申し、姿を消した。
その摩訶不思議な噂は村中に広がり、村人は薬壺(やっこ)が餅にかわったと、たいそう喜び、その餅を「やっこ餅」と名付けられた。
現在では、お薬師さまが現れた毎年十一月八日に、感謝のお勤めが続けられ、沢山の「やっこ餅」が供えられている。境内
本堂(薬師堂)/観音堂/地蔵堂/慈眼堂/納骨堂/稲荷社
毎日
お堂で写経体験(要電話予約)
毎月
第2・4週の水曜日 19時半~21時まで 月二回のお寺で太極拳(変更日あり)/月1回 第4火曜日もしくは木曜日(変更日あり)お寺で陶芸体験/月1回 第4金曜日(変更日あり)お寺でシニア向けヨガ メディカルヨガ(自己医療を目的とするヨガ)
定例行事
毎日 10時~16時まで:お堂で写経体験/毎月1日 10時半より:護摩祈祷会・大念珠繰り・法話
特別行事
旧暦3月21日:御正当 本四国お砂踏み/8月13日:お盆十五日お精霊送り/8月17日:盆施餓鬼供養会・永代供養会/11月8日:本尊秘仏薬師如来御開帳・一升餅祈祷会午前10時より薬師護摩祈祷会 午後3時より/12月31日:新年護摩祈祷会
所在地
〒466-0051 愛知県名古屋市昭和区御器所四丁目4番22号
公共交通機関
名古屋市営地下鉄鶴舞線 荒畑駅から荒畑交差点を南西へ約700m/名古屋市営バス「東郊通3丁目」バス停から東へ約600m(金山26号系統、昭和巡回系統)
自家用車
名古屋市道堀田高岳線(空港線) 白金一丁目交差点を東進、約600m(本堂裏に駐車場7台有)周辺に有料駐車場有り
参考文献
愛知県史誌出版協会編集事務局編著 『愛知県歴史全集 寺院編』 愛知県史誌出版協会 発行年:1986年/名古屋市立群雲小学校編集発行 『むらくも』 五十周年記念事業運営委員会 発行年:1938年
外部リンク
名古屋市昭和区社会福祉協議会 史跡散策60分コース ④医王山 神宮寺
関連ページ
【参考】
町域名に「神宮寺」が含まれている住所一覧
都道府県 | 市区町村 | 町域. |
---|---|---|
4宮城県 | わたりぐんわたりちょう亘理郡亘理町 | おおくまじんぐうじ逢隈神宮寺 |
5秋田県 | だいせんし大仙市 | じんぐうじ神宮寺 |
8茨城県 | いなしきし稲敷市 | じんぐうじ神宮寺 |
12千葉県 | あさひし旭市 | じんぐうじ神宮寺 |
15新潟県 | みょうこうし妙高市 | じんぐうじ神宮寺 |
16富山県 | なんとし南砺市 | じんぐうじ神宮寺 |
17石川県 | かなざわし金沢市 | じんぐうじ神宮寺 |
17石川県 | かなざわし金沢市 | じんぐうじまち神宮寺町 |
18福井県 | おばまし小浜市 | じんぐうじ神宮寺 |
22静岡県 | はままつしはまなく浜松市浜名区 | じんぐうじちょう神宮寺町 |
23愛知県 | なごやしみなとく名古屋市港区 | じんぐうじ神宮寺 |
26京都府 | きょうとしふしみく京都市伏見区 | よこおおじじんぐうじ横大路神宮寺 |
26京都府 | あやべし綾部市 | じんぐうじちょう神宮寺町 |
27大阪府 | やおし八尾市 | じんぐうじ神宮寺 |
27大阪府 | かたのし交野市 | じんぐうじ神宮寺 |
- 同じ町域内で複数の郵便番号がある場合、別々にリスト表示しています。