「神奈川県 横浜市 港南区 日野」について

日野（ひの、英: Hino）は横浜市港南区の町名。現行行政地名は日野一丁目から日野九丁目。住居表示実施済み区域。

地理

港南区中部に位置し、日野川・鎌倉街道（神奈川県道21号横浜鎌倉線）沿いに南北に長い形をしている。一丁目が鎌倉街道の東側、残る二-九丁目が西側となる。鎌倉街道沿いにはロードサイド店舗などがみられ、幹線道路から離れた区域は住宅地などとなっている。

面積

面積は以下の通り。

地価

住宅地の地価は、2024年（令和6年）1月1日の公示地価によれば、日野7-17-6の地点で16万6000円/m²、日野9-34-17の地点で16万6000円/m²、日野1-11-10の地点で19万5000円/m²、日野2-3-11の地点で18万3000円/m²、日野4-60-7の地点で16万5000円/m²となっている。

沿革

古くは宮ケ谷村・宮の下村・金井村・吉原村の四ケ村からなる日野郷で、1889年（明治22年）に笹下・矢部野・日野・栗木・上中里・峯・氷取沢の各村と合併、日野の「日」と笹下の「下」をとり、日下村となった。
1927年（昭和2年）4月1日 - 横浜市に編入。日下村大字日野字元の宮・宮ケ谷・宮の下・金井・吉原が横浜市日野町となった。吉原は現在の一・二丁目付近、金井は九丁目付近に相当し、バス停や学校名などに名残がみられる。同年10月1日に区制施行、中区日野町となる。
1943年（昭和18年）12月1日 - 中区から南区を分離・新設し、日野町は南区に編入された。
1969年（昭和44年）10月1日 - 南区から港南区を分離・新設。日野町の一部が磯子区に編入し、残りの大部分が港南区日野町となる。
1970年（昭和45年）4月1日 - 住居表示の実施に伴い、磯子区日野町の一部を新設した洋光台五丁目、六丁目に編入する。磯子区笹下町、矢部野町、日野町の各一部を港南区日野町に編入する。
1972年（昭和47年）6月5日 - 住居表示の実施に伴い、日野町の一部を新設した港南三丁目、港南六丁目と港南中央通に編入する。
1973年（昭和48年）12月1日 - 戸塚区鍛冶ケ谷町との境界を変更し、戸塚区小菅ケ谷町の一部を編入する。
1977年（昭和52年）3月6日 - 土地区画整理事業に伴い、野庭町との境界を変更する。
1977年（昭和52年）8月1日 - 住居表示の実施に伴い、笹下町の一部を編入する。
1981年（昭和56年）7月27日 - 住居表示の実施に伴い、日野町の一部を新設した港南台一丁目〜九丁目、磯子区洋光台五丁目、戸塚区上郷町に編入する。
1983年（昭和58年）8月8日 - 住居表示の実施に伴い、日野町の一部を新設した日野南一丁目〜三丁目に編入する。
1985年（昭和60年）6月3日 - 日野町の一部を戸塚区鍛冶ケ谷町に編入する。
1985年（昭和60年）7月22日 - 住居表示の実施に伴い、日野町、野庭町の各一部を新設した日野一丁目〜九丁目に編入する。
1987年（昭和62年）7月20日 - 住居表示の実施に伴い、日野町の一部を新設した日野南四丁目〜七丁目および野庭町に編入する。
1993年（平成5年）10月8日 - 日野中央一〜三丁目を新設し、日野町は廃止された。

世帯数と人口

2024年（令和6年）8月31日現在（横浜市発表）の世帯数と人口は以下の通り。

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる（2023年4月時点）。

事業所

2021年（令和3年）現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通り。

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移。

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移。

交通

二丁目を横浜市営地下鉄ブルーラインが通る。町内に駅はないが、港南中央駅に近い。ほぼ南北に鎌倉街道（神奈川県道21号横浜鎌倉線）が縦断し、北部で環状2号、南部で横浜横須賀道路・舞岡上郷線と交差する。鎌倉街道を中心に、上大岡駅・港南台駅・洋光台駅・上永谷駅・横浜駅・大船駅などへの路線バスの便がある。

施設

横浜市立日野小学校／横浜市立吉原小学校／港南警察署 日野交番／横浜日野郵便局／日野病院／ドン・キホーテ 日野インター店

日本郵便

郵便番号 : 234-0051（集配局：港南台郵便局）

警察

町内の警察の管轄区域は以下の通り。

関連項目

日野 (曖昧さ回避)

参考資料

『県別マップル 神奈川県広域・詳細道路地図』2006年4刷 昭文社 ISBN 9784398626998／“横浜市町区域要覧” (PDF). 横浜市市民局 (2016年6月). 2023年6月6日閲覧。 “横浜市町区域要覧”