「埼玉県 さいたま市 岩槻区 太田」について

太田（おおた）は、埼玉県さいたま市岩槻区の町名。現行行政地名は、太田一丁目から三丁目。郵便番号は339-0052。

概要

さいたま市岩槻区中部の大宮台地（岩槻支台）上に位置する。東部を元荒川が流れる。元は岩槻城址付近はほとんど大字太田であったが、住居表示による町名変更で取り残された大字太田の一部が南辻付近に残るのみ。
地区内に太田貝塚がある。

歴史

1873年（明治6年） - 岩槻宿（現、大字岩槻）の岩槻城址および士族屋敷部分が分離されて埼玉郡太田町が成立。地名の由来は岩槻城の城主の名前である太田氏による。
1874年（明治7年） - 学蔵寺を仮用して太田学校（現さいたま市立太田小学校）が開設される。
1879年（明治12年）3月17日 - 郡区町村編制法により成立した南埼玉郡に属す。郡役所は岩槻町に設置。
1889年（明治22年）4月1日 - 町村制施行に伴い、岩槻町、太田町が合併して新たな岩槻町が成立する。太田町は岩槻町の大字太田となる。
1954年（昭和29年）／5月3日 - 南埼玉郡岩槻町、新和村、和土村、川通村、柏崎村、河合村、慈恩寺村の1町6村が合併し、岩槻町が改めて成立する。
7月1日 - 岩槻町が市制施行し岩槻市となる。岩槻市の大字となる。
1965年（昭和40年）12月1日 - 第1次住居表示整備事業により、岩槻市大字太田の一部から宮町一丁目、宮町二丁目（1番〜16番）、本町五丁目の各一部が成立。
1966年（昭和41年）10月1日 - 第2次住居表示整備事業により、岩槻市大字太田の一部から本町四・六丁目、仲町一丁目の各一部が成立。
1988年（昭和63年）10月3日 - 第3次住居表示整備事業により、岩槻市大字太田の一部から宮町二丁目17番〜27番、本丸一丁目〜四丁目、太田一丁目〜三丁目、城町一・二丁目が成立。
2005年（平成17年）4月1日 - 岩槻市がさいたま市と合併し、さいたま市岩槻区の町名・大字となる。

世帯数と人口

2017年（平成29年）10月1日現在の世帯数と人口は以下の通り。

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区（校区）は以下の通りとなる。

寺社

浄土真宗浄源寺／梅照院／諏訪神社／稲荷神社／明戸天満宮

施設

岩槻城址公園／市民会館いわつき／さいたま市営岩槻球場／埼玉県立岩槻商業高等学校／人間総合科学大学岩槻キャンパス（一部） - 大字太田に立地／たちばな保育園

鉄道

町内には鉄道は敷設されていないが、岩槻駅が最寄駅。駅からは700メートルほど東に離れている。

道路

埼玉県道2号さいたま春日部線

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104。

関連項目

さいたま市の地名／岩槻城